Lente Particolare

Ragusa Ibla #14 

№370

【低感度で夜を撮る理由】
今の時代、カメラの性能はユーザーの要望に応えないと販売数を増やせない。
メーカーの開発者としては、更なる高感度化と比例して増えるノイズを減らす為躍起に成らざるを得ないのであろう。
だが人の能力を超える高感度センサーが写し出す写真は、人には闇でしかない部分も写し出してしまうのでは?という疑問をずっと感じていた。
それこそが、 『違和感ある夜の写真』 の正体である。

さて本論であるが、『高感度性能を売りにするカメラでの夜の写真に夜が感じられない。』というのが、そもそもの始まりであった。
解かる人には判かるが、 【低感度で撮る】 と言う事の意味は 【闇を如何に闇として表現するか】 に尽きる。
低感度では反応しない闇は、シャッター開放時間が長くても闇として表現されると考え、後は明かりが当たっている部分を
適正露光すれば 『夜を夜として撮れるのではないか?』 という発想からである。
つまり鈍感力!を利用するという事である。これは、低感度フィルムで撮影していた人なら直ぐにピントくる筈である。
高感度で撮影された夜はその高感度性能の弊害故、空などが本当に夜なのか?と思うほど不自然に明るく、
ノイズを無理やり補正で減らした様な違和感を覚えるのである。
それから、ノイズ処理の為に円滑処理がされているのか?どうもシャープさに欠けるという印象も高感度を嫌う理由である。

そんなことをつらつらと考えながら、恐らく私はこの先も時代に逆行してこんな撮影方法を続けていくのであろう。

 ※これは極めて個人的見解であり、皆さん方は現代のカメラ性能を活用されることを推奨いたします。

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